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和裁で成功するには~技術習得編~

和裁で成功するには  ~技術習得編~

学ぶ場が決まったら、後は日々精進を続けるだけですが、限られた時間の中で独立時に必要とされる技術や知識が備わっていなければなりません。
その必須的な要素をまとめてみました。

技術習得編

揺るぎない基礎技術を身につける

当然のことだと思われますが、意外とこれが難しいことなのです。例えば、和裁の基本は運針ですが、習い始めは基本通りにできていても、慣れてくると自然と自分の癖が身につきがちです。そこから基本に戻すことはとても苦労しますので、基礎は確実に身につけるようにしてください。
また、人に教える場合、基本ができていないとしっかりした技術を伝承することはできません。

早く縫える技術を身につける

独立するまでの研修期間は、とにかく仕立てるスピードの強化に努めてください。(きれいな仕立てが前提ですが)
商品には納期が付きものですが、急ぎの仕事依頼は結構頻繁にあります。それに対応できるようなスピードを付けておくことはとても重要なのです。
また、和裁は「縫って何ぼ」の世界なので縫う早さによって収入が左右されてしまいます。

どんなものでも縫えるようにする

長着や羽織、コート以外の仕立て依頼もたくさんあります。また現在では見慣れなくなった仕立の依頼もたまにあるので、どんな種類の和服でも対応できる知識と技術を身に付けてください。
お客様や取引先に「これはできません。」はタブーです。

応用力やアドリブ力を身につける

独立すると分かると思いますが、日々の仕事の中ではお客様や取引先から様々な注文を受けることになります。
出来上がっている和服を違う種類の和服に作り直すことなどは頻繁にあります。用布が足りていればどんな注文にも対応できるのですが、通常では難しい注文に対しても何とか工夫を凝らして要望に応えられるような応用力は必ず必要になります。

日々探究心を持つ

独立するまでの研修期間というのは長いようであっという間に過ぎてしまいます。
和裁人生の中でも研修期間や修行期間はとても重要な時間を過ごしているのです。
独立して仕事をはじめると目の前の仕事に追われてなかなか和裁を勉強する時間が取りずらくなるので、その時期に知識や技術を吸収することに努めてください。
独学でもいいですし、講習会などに参加するのもいいでしょう。

和裁競技に積極的に参加する

和裁の競技には、中央職業能力開発協会、都道府県共催による技能五輪全国大会や技能グランプリ、全国和裁団体連合会主催の全国和裁技能コンクール、日本和裁士会主催の全国和裁技術コンクールが大きな大会ですが、これらの競技には積極的に参加することをお薦めします。
もし優勝した際には、取引先などに自分のアピールポイントにもなりますし、周りからの信頼度が高まります。
また、結果だけではなく、競技に臨むまでのプロセスが技術を急激に向上させ自分自身の成長に繋がります。


次へ:和裁で成功するには part③ ~独立準備編~

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