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和裁成功者の条件

和裁成功者の条件

最後に、和裁で成功者となるための条件を挙げてみます。

前向きでポジティブである

時々和裁業界の中で耳にすることですが、

「着物を着る人が少なくなったから・・・」

「この不景気だから・・・」

など、業績が悪化していることを時代背景や不況のせいにしている人がいますが、そういう人に限って自らは何も行動に移していません。

優良な和裁事業主は、

「では何をすればいいのか」

「不況こそチャンス」

と常に前向きで行動力があります。

健康で体力、気力がある

どんな職種にも言えますが、まずは体が健康でないと仕事になりません。

体調を崩して仕事がストップしてしまうと収入が減るばかりか周りの取引先にも迷惑を掛けることになります。

時には急ぎの納期のため徹夜をすることもあるかもしれません。そうした時に体力と気力が必要となります。

和裁は運動不足になりがちなので、特に健康管理がしっかりできる人でないと長続きしません。

向上心がある

目の前の仕事に追われ、納期と格闘する、ということも時には仕方のないことですが、和裁士の中には、普段の仕事をしていながらも常に技術の向上を目指し、和裁を追求している人がたくさんいます。

高齢者となった和裁士でも講習会に参加したり、書籍などで研究を続けている人もたくさんいます。

それだけ和裁の技術は「深い」といえますが、ある程度の技術を身に付けた後、成長を試みない和裁士は技術が着実に低下します。

分析的思考がある

「経理に強くなる」の項目でも述べましたが、数字を見て経営分析する能力は、事業主、経営者には必ず必要です。

昔ながらの和裁職人の中には数字が苦手で、どんぶり勘定になってしまっている人もいるかも知れませんが、それでは事業がうまくいきません。

経理士などに経理を依頼する場合でも財務諸表などをみて現状を把握し、今後に向けての分析ができる能力やセンスが必要となります。

妥協をしない

例えば、着物を縫う過程において、まずは背を真っすぐ縫うわけですが、曲がっているにもかかわらず次の工程に進んでしまうと結果的に脇も衽も衿も曲がってしまい、仕立ての悪い着物が出来上がります。

和裁の場合往々にしてあることなのですが、つい「早く仕立て上げたい」という気持ちが優先し「まーいいか」と次の工程へ進み、後々余計に直すのが大変になったり、悪い仕立てのまま納めてしまう、ということも人によってはでてきてしまいます。

私の経験上、そういった人は性格的な部分を解決しないといい和裁士にはなれないと思っています。

きれいな仕立てをする人は、そもそも悪い仕立てをすることを自分で許さず、少しでも気になる部分があったら手間がかかってもすぐに直し、常に納得のいく仕立てを心がけています。

そうした妥協を許さない性格の持ち主が和裁士として成功します。

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