プロの和裁を学びたい方へ

和裁所は単なるステップの場

プロとしての和裁技術習得を目指す人の最終目標は、技術を身に付けることではありません。

その技術を用いて仕事をしたり、社会に貢献することです。

技術はそのための手段でしかありません。 しかし、その手段こそが個々の目標(独立開業しかり、メーカーに就職しかり…)を達成するための大切な要素となります。

その要素(技術)は質が高ければ高い程、将来に向けての選択肢が広がります。

自分のやりたい仕事に就くために必要なもの、さらにその後の様々な困難を乗り越えるために必要なもの、その一つが「技術」である以上、衣裳研究会の指導者たちは全力でその指導にあたり、自信をもって送り出せる人材育成に日々努力しています。

和裁の難しさ、厳しさ、そして楽しさ

「手に職を付ける」といいますが、まさに和裁も手が職となるわけですから、そう簡単な道のりではありません。

正直難しいですよ。すごく。

上達しようとする高い意識がないといつまでも技術は身に着きません。

時には指導者から厳しい指導を受けたり、試験や競技で失敗したり、思うように技術が上達しなかったり、つらいこともたくさんあります。

しかし、困難を乗り越えるたびに技術が身に着く喜びがあり、そして和裁がますます楽しくなります。